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中国指導部、退職年齢引き上げ計画を協議
2024年09月11日(水)14時02分
中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は今週、法定退職年齢の引き上げ計画について協議を行った。新華社が9月10日に報じた。写真は北京の公園。1月撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)
Farah Master
[香港 11日 ロイター] - 中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会は今週、法定退職年齢の引き上げ計画について協議を行った。新華社が10日に報じた。
政府は7月、多くの省における年金財政のひっ迫を緩和するため、退職年齢を段階的に引き上げる方針を示していた。
現在の法定退職年齢は、男性が60歳と大半の先進国よりも約6歳若く、ホワイトカラーの女性は55歳、工場勤務の女性は50歳となっている。
中国の平均寿命は、1960年に44歳ほどだったのが2021年には78歳、50年には80歳を超えると予想されており、改革は急務。国の保健当局によると、60歳以上の人口は現在の2億8000万人から35年には4億人余りに増える見通しだ。