米メキシコ湾岸の石油施設から作業員退避、熱帯暴風雨接近へ
9月9日、 米メキシコ湾岸の石油・ガス生産会社は熱帯性暴風雨「フランシーヌ」の接近に備え、作業員の避難や掘削活動の停止に動いている。写真はルイジアナ州から見たメキシコ湾の油田施設。2021年8月撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
Georgina McCartney
[ヒューストン 9日 ロイター] - 米メキシコ湾岸の石油・ガス生産会社は熱帯性暴風雨「フランシーヌ」の接近に備え、作業員の避難や掘削活動の停止に動いている。
米国立ハリケーンセンター (NHC)によると、フランシーヌはカテゴリー1のハリケーンに発達し、11日にルイジアナ州沿岸に上陸すると予想されている。
同州沿岸部では1.5─3メートルの高潮が発生する可能性があるという。
また、メキシコ北東部からテキサス州沿岸、ルイジアナ州南部、ミシシッピ州南部にかけて大雨と洪水が予想されている。
エクソンモービルはテキサス州コーパスクリスティの東約241キロにあるフーバー海洋生産プラットフォームで生産を停止し、作業員を避難させたと発表した。
シェルは3カ所の海上石油施設から必要不可欠な人員以外を退避させ、他の2カ所で掘削作業を一時停止したと明らかにした。
シェブロンは4施設から必要不可欠な人員以外を退避させているが、生産は通常レベルを維持しているという。
BPはメキシコ湾岸の同社施設への大きな影響は見込んでいないとした。
オキシデンタル・ペトロリアムとウッドサイド・エナジーは必要に応じて暴風雨対策を実施する用意があると述べた。