中国訪問中のスペイン首相、貿易紛争回避目指す
中国を訪問中のスペインのサンチェス首相(左)は9日、中国の習近平国家主席(右)と会談し、欧州連合(EU)は中国との貿易紛争を回避できることを望んでいると述べた。同日撮影(2024年 ロイター/China Daily via REUTERS)
Joe Cash
[北京 9日 ロイター] - 中国を訪問中のスペインのサンチェス首相は9日、中国の習近平国家主席と会談し、欧州連合(EU)は中国との貿易紛争を回避できることを望んでいると述べた。EUは中国製の電気自動車(EV)に対して追加関税を検討している。
政府関係筋によると、サンチェス氏は習氏との会談に先立ち、EUによるEV追加関税を課すなどの措置に関し、スペインとしては世界貿易機関(WTO)で交渉による合意に向けて努力すると述べた。
サンチェス氏は「貿易戦争は誰も利さない」とした上で、中国企業と協力しながら公平な競争の場をつくりたいと述べた。中国の李強首相に対しては「公正な貿易秩序を守るために、共に橋を築きたい」とも述べた。
中国は6月、EUから輸入する豚肉に対する反ダンピング(不当廉売)調査を発表。数日後にはEVを巡るEUとの摩擦が貿易紛争を引き起こす可能性があると警告した。さらに8月、中国はEUからの乳製品に対する反補助金調査を開始したと発表した。
中国の税関データによると、2023年にスペインが輸出した豚肉は15億ドル相当と調査対象国では最大。次いでオランダが6億2000万ドル、デンマークが6億800万ドル。スペインが中国に販売する対象の乳製品の額は23年に5000万ドル弱だった。
サンチェス氏は、中国国営メディアが示唆した中国がEUからの輸入大型ガソリン車の関税を引き上げる措置について、そうした反撃をしないとの保証を望んでいる。スペイン最大級の雇用主である、フォルクスワーゲン傘下の自動車メーカーSEATが打撃を受ける可能性があるためだ。
中国は、中国製EVに最大36.3%の追加関税を課すという欧州委員会の提案を10月の投票で否決するようEU加盟国に働きかけている。
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