ニュース速報
ワールド

ベラルーシで日本人拘束、「情報機関員」と報道

2024年09月05日(木)11時47分

ベラルーシで「日本の情報機関員」が拘束されたと、ロシアのタス通信が4日、ベラルーシ国営放送の情報として報じた。2023年7月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

[4日 ロイター] - ベラルーシの治安当局が日本の情報機関員を拘束したと、現地メディアが国営放送の報道内容として4日伝えた。5日に詳しく報じる見通しとした。日本人が情報活動に関与した初めての事例だとしている。

報道によると、拘束された日本人はベラルーシの社会経済情勢や中国の広域経済圏構想「一帯一路」の状況、ベラルーシとウクライナの国境について情報収集し、軍事インフラを撮影していたという。

米政府系報道機関ラジオ・リバティーは、ベラルーシの国営放送の情報として、この日本人が男性で南東部ゴメリで拘束されたと伝えた。ベラルーシのあらゆる領域に関心を示していたという。

男性は妻の故郷であるゴメリの大学で教師をしたことがあり、日本の文化や伝統に関する展示会も開いたという。

ラジオ・リバティーはこの男性が自身の活動について、ベラルーシにとって有害だった可能性があると話していると伝えた。

林芳正官房長官は5日午前の会見で、在ベラルーシ日本国大使館が、7月9日(現地時間)に50代の日本人男性が、国内法違反があったとして現地当局に拘束されたことを確認していると説明した。拘束理由やその経緯などの詳細は現地当局が捜査中であり、個人情報にも当たるためコメントは控えるとしつつ「政府として、引き続きできる限りの支援を行っていく」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏の近くで発砲、本人無事 FBI「暗殺未遂

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週ぶり増加=ベーカー

ワールド

ベネズエラ、米国人ら6人拘束 政府転覆計画に関与と

ワールド

G7外相、イランの弾道ミサイル輸出非難 ロシア支援
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将来の「和解は考えられない」と伝記作家が断言
  • 2
    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺到...男性なら「笑い」になる、反応の違いは差別か?
  • 3
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライナ軍MANPADSの餌食になる瞬間の映像を公開
  • 4
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 5
    広報戦略ミス?...霞んでしまったメーガン妃とヘンリ…
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座…
  • 8
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 9
    「残飯漁ってる」実家を出たマドンナ息子が訴える「…
  • 10
    「とても健康で幸せそう」茶色いシミや黄ばみが酷評…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 4
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 5
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 6
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 7
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 8
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 9
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 10
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...い…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 6
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 7
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 8
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 9
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 10
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中