ニュース速報
ワールド

トランプ氏「マイク消音で合意」、ハリス陣営は否定 9月10日討論会

2024年08月28日(水)09時39分

8月27日、11月の米大統領選を戦う共和党候補のトランプ前大統領(写真)は、9月10日に米ABCテレビで予定される大統領候補によるテレビ討論会について、1人の候補者が発言している間、相手のマイクの音声をオフにする条件で合意したと明らかにした。アリゾナ州グレンデールで23日撮影(2024年 ロイター/Go Nakamura)

Doina Chiacu

[ワシントン 27日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領の陣営は27日、9月10日に予定される候補者テレビ討論会について、1人の候補者が発言している間、相手のマイクの音声をオフにする条件で合意したという共和党候補トランプ前大統領の主張を否定した。

陣営当局者によると、主催者のABCと依然として協議中という。

トランプ氏は同日、合意したと自身のSNSに投稿。来月行われる討論会のルールは6月にCNNが主催したテレビ討論会の時と同じになるとし、「立ったまま」で行われ、候補者はメモを持ち込むことはできないとした。また、ABCからは「討論会は『公平かつ公正』なものとなり、いずれの候補者にも事前に質問は伝えられない」ことが保証されたと述べた。

CNNの討論会は観客を入れずに行われたが、トランプ氏の投稿にはこれに関する言及はなかった。

ハリス氏の陣営は「両候補とも、実質的なやり取りを十分に可能にするため、討論会中はマイクの消音機能を使用しないことに前向きな姿勢を明らかにしているが、トランプ氏は自分の発言が抑えられることを容認しているようだ」と述べた。

ABCはコメント要請に応じていない。

トランプ氏は26日、ハリス氏の陣営が討論会中に両者のマイクをオンにしたままにする「ホットマイク」での開催を提案したことから、参加しない可能性を示唆。自身のSNSでABCが「偏向している」と非難していた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続伸、FRB大幅利下げ期待で小型株が

ビジネス

USスチール買収審査、23日が期限 90日延期も可

ワールド

ハリス氏、19日にライブ配信イベント 著名司会者ウ

ビジネス

NY外為市場=ドル対円で9カ月ぶり安値、FRB大幅
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢な処刑」、少女が生き延びるのは極めて難しい
  • 4
    世界に離散、大富豪も多い...「ユダヤ」とは一体何な…
  • 5
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 6
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...い…
  • 7
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    ロック界のカリスマ、フランク・ザッパの娘が語る「…
  • 10
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 5
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 6
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 7
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 8
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 9
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 10
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中