タイ輸出、7月は前年比15.2%増 2年4カ月ぶり高い伸び
タイ商務省が27日発表した7月の貿易統計は、輸出が前年同月比15.2%増と、2022年3月以来の大幅な伸びを記録した。写真はバンコクで2016年3月撮影(2024年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 27日 ロイター] - タイ商務省が27日発表した7月の貿易統計は、輸出が前年同月比15.2%増と、2022年3月以来の大幅な伸びを記録した。主要市場で需要が増加した。
ロイターがまとめたアナリスト調査では6.0%増と予想されていた。6月は0.3%減だった。
輸入は13.1%増と、こちらも市場予想(2.8%増)を上回った。7月の貿易赤字は13億7000万ドル、予想は5億2000万ドルだった。
1─7月の輸出は前年同期比3.8%増、輸入は4.4%増で、貿易収支は66億ドルの赤字となった。
商務省は通年の輸出目標を1─2%増に据え置いた。
同省高官は記者会見で、バーツ高が8月の輸出に影響するとの見方を示した。
7月の輸出は米国向けが前年比26.3%増、中国向けは9.9%増だった。日本向けは2.5%減少した。
農工業製品の輸出は8.7%増加したが、コメの輸出は0.3%減の60万4000トンだった。