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FRB大幅利下げ観測がほぼ拮抗、ドル対円で8カ月半ぶり安値

2024年09月14日(土)02時58分

米連邦準備理事会(FRB)の9月会合で予想されている利下げの幅について、13日の金利先物市場で0.25%ポイントになるとの見方と0.50%ポイントになるとの見方がほぼ拮抗している。2017年5月撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

[13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の9月会合で予想されている利下げの幅について、13日の金利先物市場で0.25%ポイントになるとの見方と0.50%ポイントになるとの見方がほぼ拮抗している。

現時点では利下げ幅は0.25%になるとの見方がやや優勢だが、FRBが一段と積極的な措置を取るとの見方が金融市場で織り込まれる中、差は縮小しつつある。金利先物は現在、0.50%ポイントの利下げが決定される確率が約43%であることを織り込む水準にあり、前日の約28%から急上昇した。

こうした動きは、FRBは緩やかな利下げを決定してから様子を見るのではなく、まず労働市場の悪化を阻止する動きに出るのではないかとの市場の見方を反映。パルテノンのエコノミスト、グレゴリー・ダコ氏は「FRBは後手に回っている」とし、「6月、もしくは5月に金融緩和に着手するべきだった」と指摘。「利下げを前倒しして実施する必要に迫られる可能性がある」と述べた。

FRBによる0.50%ポイントの大幅利下げ観測が高まる中、13日の外国為替市場でドルが対円で下落。ドル/円は一時140.285円と、昨年12月下旬以来の安値を付けた。

ロイター
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