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米大統領補佐官、北京に到着 王毅外相らと会談へ

2024年08月27日(火)17時14分

サリバン米大統領補佐官(右から2人目)が27日午後、中国の首都・北京に到着した。29日まで滞在し、両国関係の緊張緩和に向け、王毅外相らと会談する。代表撮影(2024年 ロイター)

Trevor Hunnicutt

[北京 27日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が27日午後、中国の首都・北京に到着した。29日まで滞在し、両国関係の緊張緩和に向け、王毅外相らと会談する。

国家安全保障担当の米大統領補佐官が訪中するのは2016年以来。サリバン氏は王毅外相と定期的に協議しており、前回は今年1月にバンコクで会談した。

サリバン氏は両国の軍事協議を戦区司令部レベルまで拡大し、台湾海峡など特定地域の紛争防止につなげたい考え。

また、米国で乱用が問題になっている医療用麻薬「フェンタニル」についても、中国に対し国内での原料製造を防ぐため対策強化を求める。人工知能(AI)の安全基準についても合意を目指す。

中国側は、米政府が課している対中関税や中国の半導体メーカーに対する輸出規制に反対を表明するほか、台湾について中国の主権を主張する方針。

今回の会談ではバイデン大統領と習近平国家主席の最後の会談に向けた調整を進める可能性もある。11月にはペルーでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、ブラジルで20カ国・地域(G20)首脳会議が開催される予定で、両首脳が会談する可能性がある。

ロイター
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