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ウクライナ、ロシア空軍基地に大規模ドローン攻撃=情報筋

2024年08月15日(木)04時16分

8月14日、ウクライナ軍はミサイルと無人機(ドローン)によりロシアへの攻撃を行った。写真はクルスクで11日撮影。地元当局によると、破壊されたウクライナのミサイルの破片で建物が損壊したという。提供写真(2024年 ロイター/Kommersant Photo/Anatoliy Zhdanov)

Guy Faulconbridge Lidia Kelly

[モスクワ/キーウ 14日 ロイター] - ウクライナ軍は、夜間にロシア軍の飛行場4カ所に対し無人機(ドローン)による長距離攻撃を行った。ロシアによるウクライナ侵攻中で最大規模とされる。ウクライナの安全保障筋が14日、明らかにした。

ウクライナ軍は、ロシア軍用機の能力を弱体化させることを目的に、ロシアのボロネジ、クルスク、サバスレイカ、ボリソグレブスクの空軍基地に対するドローン攻撃を実施した。

ゼレンスキー大統領は、攻撃は「タイムリーで正確だった」と指摘。安全保障筋によると、軍は現在、攻撃による損傷の度合いを検証している。

ウクライナ出身で親ロシア派の著名軍事ブロガー、ユーリ・ポドリャカ氏は「状況は依然として厳しい」とし、「敵は依然として主導権を握っており、ゆっくりではあるがクルスク州での存在感を増している」と述べた。

国防省に近いロシアの軍事ブロガーは、ウクライナ軍が複数の地域で同時に攻撃しているとメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。

ロシアはこれに先立ち、夜間にクルスク、ボロネジ、ベルゴロド、ニジニノブゴロドなどの州でウクライナの無人機117機を破壊したと発表した。また4発の戦術ミサイルを撃墜したとし、スホイ34戦闘爆撃機がクルスクのウクライナ軍陣地を攻撃している様子を公開した。

ロシア国家親衛隊は戦闘地域から35キロメートルの地点にあるクルスク原子力発電所の警備を強化していると明らかにした。

ロシアの通貨ルーブルは対ドルで下落。ウクライナが6日に越境攻撃を開始してから8.5%下落している。

ロイター
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