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中国はイランの主権・安全防衛を支持、王外相が電話会談で伝達

2024年08月12日(月)12時01分

 中国の王毅外相は11日、イランのカニ外相代行と電話会談を行い、イランが「主権、安全、国家の尊厳」を守ることを中国は支持すると述べた。中国外務省が発表した。ラオス・ビエンチャンで7月撮影(2024年 ロイター/Chalinee Thirasupa)

[北京 11日 ロイター] - 中国の王毅外相は11日、イランのカニ外相代行と電話会談を行い、イランが「主権、安全、国家の尊厳」を守ることを中国は支持すると述べた。中国外務省が発表した。

王外相は、イランの首都テヘランで先月末にイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が暗殺されたことについて、イランの主権を侵害し、地域の安定を脅かしたとあらためて非難。

「(ハニヤ氏暗殺は)ガザ停戦交渉プロセスに直接的な打撃を与え、地域の平和と安定を損なう」と述べた。

「中国は、イランが法にのっとり主権、安全、国家の尊厳を守り、地域の平和と安定を維持する努力をすることを支持し、イランとの緊密な対話を維持する用意がある」とした。

イランのペゼシュキアン大統領は11日、閣僚名簿を議会に提出し、外相にはアッバス・アラグチ氏を指名した。アラグチ氏は2015年の同国の核問題を巡る合意(イラン核合意)でイラン側の代表として主導的役割を果たしたほか、日本など複数の国の駐在大使を務めた。

ロイター
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