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韓国、対北朝鮮宣伝放送を24時間体制で再開へ ごみ風船へ対抗
2024年07月19日(金)19時19分
[ソウル 19日 ロイター] - 韓国軍は19日、同国に向けて北朝鮮がごみを運ぶ風船を飛ばしたことへの対抗措置として、大型拡声器による対北宣伝放送を24時間体制で再開することを決めたと発表した。
北朝鮮は5月以来、ごみの入った袋を付けた数千個の風船を風に乗せて韓国側に飛ばし、住宅地などに落下させて物的損害を与えている。
韓国軍は「(ごみ風船は)わが国の国民の日常生活にリスクを及ぼし得る恥ずべき野卑な行為だ」とし、直ちに中止するよう要求。北朝鮮がこみ風船を飛ばし続ける場合、さらに強い措置を講じると表明した。
韓国はこうした行為をやめるよう繰り返し警告していたが、先月、6年ぶりに南北境界に設置された大型拡声器を使って対北宣伝放送を再開。世界のニュースや韓国のポップ音楽「Kポップ」を流したが、放送時間は数時間だった。
宣伝放送は2018年の南北合意の下で停止されたが、緊張が高まる中で双方が合意無効化を宣言している。