ヒズボラ、イスラエルへの新たな攻撃を警告 民間人標的なら
レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は17日、イスラエルがレバノンの民間人に対する攻撃を続ければ、ヒズボラはイスラエルに新たな攻撃を仕掛けると警告した。(2024年 ロイター/Aziz Taher)
Aziz Taher Ahmad El Kerdi
[ベイルート 17日 ロイター] - レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は17日、イスラエルがレバノンの民間人に対する攻撃を続ければ、ヒズボラはイスラエルに新たな攻撃を仕掛けると警告した。
ナスララ師はシーア派の最大の宗教行事とされる「アシュラ」のためにベイルートに集まった数万人のシーア派イスラム教徒に対するテレビ演説で「(イスラエルが)民間人を標的にし続ければ、(ヒズボラを含む)抵抗勢力はこれまで標的にしていなかった居住地をミサイルで攻撃する」と述べた。
国営メディアなどによると、イスラエル軍が16日にレバノンに対して行った攻撃で、子供3人を含む民間人5人が死亡した。前日には少なくとも民間人3人が死亡したという。
イスラエルは、レバノンのヒズボラ戦闘員とインフラを攻撃しており、民間人は標的にしていないとしている。