インドのサービスPMI、6月は60.5に上昇 新規受注が好調
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S&Pグローバルがまとめた6月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.5で、5月の60.2から上昇した。写真は昨年7月、アーメダバードで撮影(2024年 ロイター/Amit Dave)
Anant Chandak
[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)確報値は60.5で、5月の60.2から上昇した。輸出受注の記録的な伸びが指数を押し上げた。
ロイターがまとめたアナリスト予想中央値は60.6、速報値は60.4だった。景況改善と悪化の節目となる50を約3年間上回っている。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「インドのサービス部門の活動は6月に加速した。国内外の新規受注の増加が牽引した」と指摘した。
新規受注は2021年8月以降50を上回っており、先月はより速いペースで拡大した。雇用も22年8月以降で最も速いペースで増加した。企業の新規採用は過去約2年間増加し続けている。
一方、先行き不透明感や競争激化への懸念から今後1年の見通しを示す指数は11カ月ぶり低水準となった。
6月の製造業とサービス業を合わせた総合PMIは60.9と、5月の60.5から上昇し、速報値と一致した。