ロシア、30年までに新宇宙ステーション中核部分建設へ
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ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは2日、同国が建設を予定する新軌道の宇宙ステーションについて、2030年までに4モジュールで構成する中核部分を立ち上げる方針を示した。写真はロスコスモスのボリソフ社長、3月撮影(2024年 ロイター/Pavel Mikheyev)
[2日 ロイター] - ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは2日、同国が建設を予定する新軌道の宇宙ステーションについて、2030年までに4モジュールで構成する中核部分を立ち上げる方針を示した。ロスコスモスのボリソフ社長が、建設に携わる企業19社の幹部とともに、この日程に署名した。
ロスコスモスは27年に最初の「科学・エネルギー」モジュールを打ち上げ、30年に3モジュールを追加する計画を確認。さらに31年から33年にかけて2モジュールを打ち上げるとしている。
ロシアは国際宇宙ステーション(ISS)の運用で米国その他の国々と協力しており、ウクライナ侵攻以降も米国と緊密に協力する数少ない分野の一つとなっている。
ロシアは22年にISSから撤退して独自のステーションを建設する計画を発表。当初は24年以降に撤退するとしていたが、昨年になって28年まで協力を延長すると提携諸国に伝えた。
ロスコスモスは新宇宙ステーションについて、ISSの構成部分としてのロシア軌道セグメント(ROS)では得られない科学・技術開発や国家安全保障の問題の解決を可能にする、との見解を示した。