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原油先物は小幅高、米原油備蓄が大幅減

2024年07月03日(水)10時55分

アジア時間の原油先物は小幅高。業界データで米国の原油備蓄が予想より大幅に減少したことを受け、米国の夏のドライブシーズンにおける堅調な燃料需要への期待が高まった。写真は2023年11月、カザフスタンのマンギスタウで撮影(2024年 ロイター/Turar Kazangapov)

Yuka Obayashi

[東京 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。業界データで米国の原油備蓄が予想より大幅に減少したことを受け、米国の夏のドライブシーズンにおける堅調な燃料需要への期待が高まった。

0033GMT(日本時間午前9時33分)までに北海ブレント原油先物は0.16ドル(0.2%)高の1バレル=85.60ドル。米WTIは0.14ドル(0.2%)高の82.95ドル。

前日はハリケーン「ベリル」接近に伴いメキシコ湾での原油生産に支障が出る懸念が薄れ、両先物とも下落した。

市場筋によると、米国石油協会(API)が2日発表した米原油在庫(6月28日終了週)は916万3000バレル減少と、市場予想(70万バレル)より大幅に減少した。

フジトミ証券のアナリスト、村石充氏は、最近の急上昇で4月の持ち合い水準まで上昇しているため、利食い売り圧力があり、上値は抑えられていると指摘した。

今週は独立記念日の祝日があり、夏の旅行シーズンが本格化するため、米国のガソリン需要は増加すると予想されている。

ロイター
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