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再送-金総書記のバッジ、当局者が公務で初着用 個人崇拝の動き加速
2024年07月01日(月)11時20分
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/world/2024/07/01/2024-07-01T021157Z_1_LYNXMPEK600DH_RTROPTP_3_NORTHKOREA-POLITICS.jpg)
7月1日、北朝鮮国営メディアが30日公開した写真で、当局者らが金正恩朝鮮労働党総書記の肖像画が描かれたピンバッジを公の場で初めて着用する様子が確認された。写真は金総書記のバッジを着けた北朝鮮当局者。北朝鮮の平壌で撮影、提供写真(2024 ロイター/KCNA)
(脱字を補いました)
Hyunsu Yim
[ソウル 30日 ロイター] - 北朝鮮国営メディアが30日公開した写真で、当局者らが金正恩朝鮮労働党総書記の肖像画が描かれたピンバッジを公の場で初めて着用する様子が確認された。同国では金氏の個人崇拝に向けた動きが相次いでいる。
国営朝鮮中央通信(KCNA)によると、今年上半期の党の業績を振り返る朝鮮労働党の中央委員会総会が28日に開幕。当局者らはこの会議で演説した際、右の襟に通常の党のロゴのピンバッジ、左胸に国旗をかたどった赤の背景に金氏の顔が描かれたピンバッジを着用した。
北朝鮮を建国以来統治してきた金家は、個人崇拝を構築することで権力の掌握強化を図ってきた。
国内メディアは今年、正恩氏を歴代指導者と同等となる不動の地位に押し上げる措置として、同氏の肖像画が祖父の故金日成主席や父の故金正日総書記の肖像画と並べて掲示されている写真を公開した。