ニュース速報
ワールド

ロシア軍、首都キーウとハリコフ攻撃 誘導爆弾で1人死亡

2024年07月01日(月)08時25分

 ロシア軍は6月30日、ウクライナの首都キーウと東部ハリコフを攻撃した。キーウでは郊外の集合住宅にミサイルの破片が落下した。ハリコフでは誘導爆弾の攻撃で1人が死亡した。同日、キーウで撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[30日 ロイター] - ロシア軍は30日、ウクライナの首都キーウと東部ハリコフを攻撃した。キーウでは郊外の集合住宅にミサイルの破片が落下した。ハリコフでは誘導爆弾の攻撃で1人が死亡した。

ロシア軍はウクライナの主要都市やエネルギーインフラへの攻撃を続けている。

キーウへの攻撃は他の都市に比べると頻度は低い。ただ、3月には複数回の攻撃を受けた。ハリコフへの攻撃は、米国がウクライナに対しロシアの特定の標的に対する兵器の使用を許可して以来、頻度が低下していると軍事アナリストは指摘する。

キーウ郊外では、ロシア軍のミサイルの破片が落下して14階建ての集合住宅で火災が発生し、バルコニーが損傷した。

ハリコフでは誘導爆弾が爆発して火災が発生し、倉庫の外で配達員1人が死亡した。また、生後8カ月の乳幼児を含む9人が負傷した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は通信アプリへの投稿で「今週だけでロシアは誘導爆弾による攻撃を800発以上行った」と非難した。

大統領は毎晩のビデオ演説で、誘導爆弾を発射するロシアの戦闘機に対処するために各国が協力すればロシアの軍事インフラを攻撃できると述べ、各国に兵器供与強化を訴えた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米求人件数、5月は814万件に増加 解雇件数も増

ワールド

米、新たな対ウクライナ軍事支援近く発表 23億ドル

ワールド

再送-OPEC産油量、6月は前月比日量7万バレル増

ビジネス

米はディスインフレの道に、利下げ前に一段のデータ必
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかかる防災への期待...「攻めの姿勢」で世界に示した技術力の優位性
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    自宅で絶叫...ウガンダから帰国した旅行者がはるばる連れ帰ってきてしまった「恐ろしいお土産」とは?
  • 4
    5つの独立運動に包囲された中国に「スイスモデル」と…
  • 5
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド…
  • 6
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 7
    テイラー・スウィフトに経済効果なし?...「スウィフ…
  • 8
    能登半島地震から半年、メディアが伝えない被災者た…
  • 9
    討論会惨敗の米民主党がここから「仮病」で大統領選…
  • 10
    ありなの? 飛行機の隣席に40kgの大型犬アメリカン…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地...2枚の衛星画像が示す「シャヘド136」発射拠点の被害規模
  • 4
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 5
    ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオス…
  • 6
    ミラノ五輪狙う韓国女子フィギュアのイ・ヘイン、セク…
  • 7
    「大丈夫」...アン王女の容態について、夫ローレンス…
  • 8
    キャサリン妃は「ロイヤルウェディング」で何を着た…
  • 9
    衛星画像で発見された米海軍の極秘潜水艇「マンタレ…
  • 10
    ロシア軍部隊を引き裂く無差別兵器...米軍供与のハイ…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…
  • 5
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 6
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 7
    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…
  • 8
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 9
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 10
    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中