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ロシア、核保有国との対話打ち切らず 米が配備拡大なら対応

2024年06月10日(月)10時00分

6月8日、ロシア外務省のザハロワ報道官は、核保有国との対話を打ち切る意向はないが、米国が戦略核兵器の配備を拡大すれば対応すると述べた。ロシア通信(RIA)が伝えた。写真はモスクワで4月撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)

[8日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は8日、核保有国との対話を打ち切る意向はないが、米国が戦略核兵器の配備を拡大すれば対応すると述べた。

ロシア通信(RIA)が伝えた。

ロシアのプーチン大統領は7日、ロシアの「核ドクトリン」変更の可能性を排除できないと発言。これに対し、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)高官は、米国が増大する敵国からの脅威抑止に向け「今後数年以内に、戦略核兵器の配備拡大を余儀なくされる段階に達する可能性がある」との認識を示した。

ザハロワ報道官は「われわれはどの国とも対話を中止していない。対話の場を閉ざしていない」とし「極めて困難な情勢でも対話の余地があると常に宣言している。このため、われわれに対話を呼びかけるのは無意味だ。われわれが対話を拒否したことは一度もない」と述べた。

プーチン氏は前日、必要なら核兵器の実験を行う可能性があるが、現時点で必要はないとの考えを示した。

ザハロワ報道官は「大統領は昨日、全てを語った。核ドクトリンがある。調整が必要なら調整される」と語った。

ロイター
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