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エクソンCEOの取締役会議長再任、カルパースが反対検討=FT

2024年05月10日(金)17時14分

米最大の公的年金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は、米石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズCEO(写真)の取締会議長再任に反対することを検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が10日報じた。写真はサンフランシスコで2023年11月撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)

[10日 ロイター] - 米最大の公的年金、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は、米石油大手エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)の取締会議長再任に反対することを検討している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が10日報じた。

気候変動目標を巡ってエクソンがアクティビスト投資グループのアルジュナ・キャピタルとフォロー・ディスに対して起こした訴訟を問題視している。

2グループは今年、エクソンを含む石油大手に対し、より厳しい気候変動目標を採用し、製品のユーザーが排出する温室効果ガスについても削減目標を設定するよう求めた。

エクソンは5月の株主総会で提案が採決に持ち込まれるのを阻止するため、1月に訴えを起こした。投資家らは提案を取り下げたが、エクソンは訴訟を継続すると発表した。

カルパースのマイケル・コーエン最高執行投資責任者(COO)はFT紙に対し、この訴訟について「深く懸念している」と述べ、批判的な株主を黙らせる取り組みのように見えると指摘した。

ウッズ氏の再任に反対票を投じることを検討しているのかとの質問に対し、「その通り」と答え、「今まさに話し合いが行われている」と説明した。

規制当局への提出書類によると、カルパースはエクソンの株式を0.2%保有している。

ロイター
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