ニュース速報
ワールド

米高官、中国と北朝鮮巡り協議 強制送還への懸念表明

2024年05月10日(金)02時32分

米国務省は、ジュン・パク北朝鮮担当高官が9日、中国の劉暁明・朝鮮半島問題特別代表と東京で北朝鮮について協議し、中国による脱北者の強制送還について懸念を表明したと発表した。写真は北朝鮮国旗。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米国務省は、ジュン・パク北朝鮮担当高官が9日、中国の劉暁明・朝鮮半島問題特別代表と東京で北朝鮮について協議し、中国による脱北者の強制送還について懸念を表明したと発表した。

パク氏は、北朝鮮の「近隣諸国に対する挑発的で無責任な発言」を指摘し、ロシアとの軍事協力の深化に対する懸念を表明。さらに、対北朝鮮制裁を監視する専門家パネルの任期延長に対するロシアの拒否権行使が国連安保理の決議履行の取り組みを妨げると述べた。

また「亡命希望者を含む北朝鮮国民の強制送還に関する米国の継続的な懸念を表明し、中国政府に対しノン・ルフールマン原則を順守するよう求めた」とした。

国連規範のノン・ルフールマン原則は「拷問や残虐・非人道的・品位を傷つける取り扱い、刑罰その他取り返しのつかない危害を受ける国には誰も送還されるべきではない」ことを保証している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB、FRB独立性巡る米政権の対応注視=フィンラ

ワールド

ロシア、クルスク州全域を近く奪還と表明 要衝スジャ

ビジネス

ドイツ銀行、投資銀など主要部門で今年増収見通し 景

ビジネス

ユーロ圏1月鉱工業生産、予想を上回る前月比+0.8
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中