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独、スパイ容疑で極右政党欧州議員スタッフ逮捕 中国に情報提供
2024年04月23日(火)17時39分
4月23日、ドイツ連邦検察庁は、中国の情報機関のためにスパイ活動を行ったとして、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」所属の欧州議会議員のスタッフを逮捕したと発表した。写真はドイツと中国の旗。ベルリンで2023年6月撮影(2024年 露板ー/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツ連邦検察庁は23日、中国の情報機関のためにスパイ活動を行ったとして、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」所属の欧州議会議員のスタッフを逮捕したと発表した。
逮捕されたのはマクシミリアン・クラー欧州議員のスタッフ。欧州議会の協議と決定に関する情報を中国の情報機関に提供していたという。
このスタッフはブリュッセルとドイツのドレスデンに在住。検察庁によると、ドイツ国内の反中国派に対するスパイ活動も行っており、22日にドレスデンで逮捕された。
検察庁は「外国の情報機関のために働いた特に深刻なケース」としている。
ドイツでは同じ22日に、中国の情報機関と連携し軍事転用が可能な技術情報を中国に提供した疑いで、ドイツ国籍の3人が逮捕されている。