ウクライナ、中国代表に和平案説明 北朝鮮製兵器の破片提示

3月7日、ウクライナ政府高官は、中国の李輝ユーラシア事務特別代表と会談し、ロシアとの紛争終結に向けた計画などを協議した。ハリコフで1月6日撮影(2024年 ロイター/Vyacheslav Madiyevskyy)
[8日 ロイター] - ウクライナ政府高官は7日、中国の李輝ユーラシア事務特別代表と会談し、ロシアとの紛争終結に向けた計画などを協議した。北朝鮮がロシアに武器を供与したことを示す証拠も提示したという。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官はテレグラムへの投稿で、戦況や政府の和平案ついて李氏に説明し、「ウクライナにとって公正な和平の実現、平和の公式に基づく領土の一体性と主権の回復に向けた展望を協議した」と明らかにした。
また、北朝鮮がロシアのウクライナ攻撃用に製造・供与し、ウクライナが撃墜したミサイルなどの破片を中国代表団に提示したと述べた。
中国外務省は8日、李氏がウクライナのイェルマーク長官、第一副首相、外相と両国関係について「率直で友好的な」協議を行ったとする声明を発表したが、詳細には触れなかった。