トルコ中銀総裁が辞任表明、財務相は経済計画継続を強調 後任にカラハン副総裁

トルコ中央銀行のエルカン総裁は2日、誹謗中傷などから自身の家族を守るためなどを理由に辞任すると発表した。写真は2023年7月、アンカラで撮影(2024年 Turkish Central Bank/Handout via REUTERS)
[イスタンブール 2日 ロイター] - トルコ中央銀行のエルカン総裁は2日、誹謗中傷などから自身の家族を守るためなどを理由に辞任すると発表した。
トルコのシムシェキ財務相は別の声明で、経済計画は中断することなく継続すると表明。エルカン氏の辞任は個人的な決断とした。
政府官報によると、エルドアン大統領はエルカン氏の後任に、カラハン中銀副総裁を指名した。
トルコのユルマズ副大統領も短文投稿サイトのX(旧ツイッター)で、トルコの中期計画は引き続き断固として実施されると述べた。
エルカン氏は昨年6月、エルドアン大統領によって女性として初のトルコ中銀総裁に任命され、長期にわたる異例の低金利政策から180度の方向転換を実施。トルコ中銀は6月以降、エルカン氏の指揮の下、主要金利を8.5%から45%に引き上げた。