米国防長官、医師団が追加治療の必要性を示唆=ホワイトハウス

米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は14日、入院しているロイド・オースティン国防長官(写真)について、医師団が追加の治療が必要になるかもしれないとの見解を示したと明らかにした。テルアビブで昨年12月撮影(2024年 ロイター/VIOLETA SANTOS MOURA)
Nandita Bose
[ワシントン 14日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は14日、入院しているロイド・オースティン国防長官について、医師団が追加の治療が必要になるかもしれないとの見解を示したと明らかにした。
カービー氏はCBSテレビの番組「フェース・ザ・ネーション」で「(オースティン氏が)いつ退院できるかは今後分かるだろうが、明らかに医師団は追加の治療が必要だと感じているようだ。その一部は理学療法だ」と説明した。
カービー氏は、バイデン大統領とオースティン国防長官は「毎日定期的にコミュニケーションをとっている」と指摘、国防長官は病院から引き続き「積極的に業務に携わっている」と述べた。
国防総省は14日、オースティン氏は現在も入院中で、経過は良好と発表。退院の日程は不明だという。
70歳のオースティン氏は昨年12月22日、前立腺がんの治療でメリーランド州のウォルター・リード軍医療センターに入院。その後退院したが、1月1日に尿路感染症などの合併症のため再度入院した。
バイデン大統領は12日、オースティン氏の極秘入院は判断ミスという意見に同意したが、引き続き長官を信頼していると述べた。オースティン氏が入院をバイデン大統領に知らせなかったことは議員から批判されていた。