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インドネシア、3月貿易黒字は29億ドル 予想下回る

4月17日、インドネシア統計局が発表した3月の貿易黒字は29億1000万ドルで、予想を下回った。写真は2021年1月、ジャカルタで撮影(2023年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシア統計局が17日発表した3月の貿易黒字は29億1000万ドルで、予想を下回った。
輸出・輸入ともに予想を上回った。
ロイター調査では、貿易黒字は39億9000万ドルと予想されていた。2月の黒字(修正値) は54億6000万ドル。
輸出は前年比11.33%減の235億ドル。予想は15%減、2月は4.44%増だった。
エコノミストによると、輸出減少の予想はベース効果によるもの。ただ3月の減少は2020年5月以来最大だった。
統計局幹部によると、価格下落によるパーム油の輸出額の減少が最大の圧迫要因となった。パーム油価格は前年同月比45%下落した。
輸入は前年比6.25%減の205億9000万ドル。予想は14.45%減、2月は4.32%減だった。
DBS銀行のエコノミスト、ラディカ・ラオ氏は、輸出の伸びについて、主要コモディティー(商品)の価格低迷に加えベース効果で今後6─7カ月は圧迫されるとみている。