ニュース速報

ワールド

インドネシア、燃料価格を最大40%引き上げも=議員

2022年08月26日(金)18時06分

8月26日、 インドネシア政府は補助金付き燃料を30─40%値上げする可能性がある。写真は22日、ジャカルタのガソリンスタンドに並ぶバイクの人々(2022年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)

[ジャカルタ 26日 ロイター] - インドネシア政府は補助金付き燃料を30─40%値上げする可能性がある。補助金への支出を減らすことが狙い

与党連合の一角を占める国民信託党の議員がロイターに明らかにした。国営石油会社のプルタミナが今週、議員との非公開協議で、補助金付きガソリン(オクタン価90)の価格を現在の1リットル当たり7650ルピアから1万ルピア(0.675ドル)に引き上げる案が望ましいと主張したという。

同議員によると、値上げにより、今年のインフレ率が約1.9%ポイント押し上げられる見通し。7月のインフレ率は4.94%と、7年ぶりの高水準だったが、燃料補助金などにより、先進国のインフレ率を大幅に下回っている。

政府は原油高とルピア安に対応するため、今年のエネルギー補助金予算を3倍に引き上げ、502兆ルピア(339億ドル)としている。スリ財務相によると、年末まで燃料価格を据え置く場合、追加の予算が必要になる公算が大きい。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

セブン買収提案、合意に時間かかってもあきらめない=

ビジネス

ECB、FRB独立性巡る米政権の対応注視=フィンラ

ワールド

ロシア、クルスク州全域を近く奪還と表明 要衝スジャ

ビジネス

ドイツ銀行、投資銀など主要部門で今年増収見通し 景
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中