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米、国境からの部隊撤収巡るロシアの主張を否定

2月16日、米政権の高官は、ウクライナ国境付近から軍部隊を撤収しているとのロシアの主張は「誤り」だとの見方を示した。写真は米国務省のロゴ。米首都ワシントンで2017年1月撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)
[ワシントン 16日 ロイター] - バイデン米政権の高官は16日、ウクライナ国境付近から軍部隊を撤収しているとのロシアの主張は「誤り」で、実際は部隊を最大7000人増強しているとの見解を示した。
「ロシア政府は昨日、ウクライナ国境から部隊を撤収していると表明した。しかし、今や主張が誤りだったことをわれわれは知っている」と記者団に語った。経緯について説明はなかった。
また、「ロシアがウクライナ国境沿いの部隊を最大7000人増やした」ことを確認したと述べた。その多くは16日に配置されたばかりだという。
ロシアがウクライナ侵攻を正当化するため、すぐにでも口実を捏造する可能性を示す情報を引き続き入手していると説明。インターネット上でロシアによる偽の主張や偽情報がここ数日で増えていると指摘した。
ロシア国防省は16日、軍事演習を終えた部隊や軍用車両がクリミア半島から離れている様子を撮影したとする映像を公開した。
しかし、ブリンケン米国務長官はMSNBCのインタビューに対し「主要な部隊」がウクライナ国境に近づいているとの見方を示した。
バイデン大統領は15日のテレビ演説で、米国の分析では、ウクライナの周囲に配置されているロシア軍部隊が15万人に拡大していると指摘した。