ニュース速報

ワールド

マレーシア、新首相にムヒディン氏 国王が任命

2020年03月01日(日)14時34分

 3月1日、マレーシアで、元副首相のムヒディン・ヤシン氏(中央)が首相に就任した(2020年 ロイター/Lim Huey Teng)

[クアラルンプール 1日 ロイター] - マレーシアで1日、元副首相のムヒディン・ヤシン氏(72)がアブドラ国王を前に首相就任の宣誓式を行い、首相に就任した。マハティール・モハマド前首相(94)の後任となる。

ムヒディン氏は、野党である統一マレー国民組織(UMNO)の支持を得て国王から首相に任命された。

マレーシアでは1週間前に、権力の強化を目指したとみられるマハティール氏が首相を辞任。同氏はその後、自身が議会下院議員222人のうち114人の支持を得ているとし、ムヒディン氏への支持を巡り議会で採決を行う方針を示していた。一方で、アンワル元副首相(72)も首相の座を目指した。

マハティール氏とアンワル氏は29日、互いに再び結束し、過半数の支持を得ていると表明したが、国王はムヒディン氏を首相に任命すると発表した。

ムヒディン氏は、与党連合の一角を占める、マハティール氏のマレーシア統一プリブミ党(PPBM)に属しているが、以前はUMNOに所属。UMNOは新首相への協力を表明している。UMNOは与党時代のナジブ首相の汚職疑惑で2年前に政権を追われていた。マハティール氏はUMNOが関与する新政府が汚職に取り組む姿勢に懐疑的な見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独VW、中国新疆工場売却で合意 上海汽車との提携延

ワールド

焦点:ヨルダン川西岸で拡大するイスラエル入植地、「

ワールド

原油は5ドル過小評価、対イラン制裁で供給減のリスク

ワールド

今年のタイ経済成長率は2.7%、来年は2.9%に加
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    放置竹林から建材へ──竹が拓く新しい建築の可能性...…
  • 5
    「健康食材」サーモンがさほど健康的ではない可能性.…
  • 6
    こんなアナーキーな都市は中国にしかないと断言でき…
  • 7
    早送りしても手がピクリとも動かない!? ── 新型ミサ…
  • 8
    トランプ関税より怖い中国の過剰生産問題
  • 9
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 10
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 6
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 7
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 8
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中