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米税制改革法案、共和党上院議員2人が変更要求
12月14日、米税制改革法案を巡って、共和党の上院議員2人が14日、子供の税額控除の変更を要求した。2人はマイク・リー、マルコ・ルビオ(写真)各氏。9月撮影(2017年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
[ワシントン 14日 ロイター] - 米税制改革法案を巡って、共和党の上院議員2人が14日、子供の税額控除の変更を要求した。
トランプ大統領が推し進める法案通過に障害となる可能性が出てきた。
2人はマイク・リー、マルコ・ルビオ各氏。リー氏の報道官は、税額控除規模の拡大に向け、同僚議員らと協議を行っている。
同報道官やワシントンポストの報道によると、リー氏が現状の法案に対する態度を決めておらず、ルビオ氏は税額控除が一段と拡大されなければ反対する方針という。
子供の税額控除拡大は、子供を持つ労働世帯の減税につながる。
共和党がまとめている税制改革案は、企業や富裕層に有利な内容となっており、関係者によると、一部の議員の間で懸念が浮上している。
土壇場で法案の内容を修正した場合、代わりの税収をどのように確保するのかも、不透明になっているという。
ホワイトハウスは、子供の税額控除を巡って、引き続きルビオ氏と協議する方針を示している。
上院財政委員会のハッチ委員長は、上院の採決がおそらく18日になると発言。ルビオ氏の懸念に対処できることを期待すると述べた。
ボブ・コーカー上院議員(共和党)は、税制改革法案が財政赤字の拡大につながるとの懸念を改めて表明。
スーザン・コリンズ上院議員(共和党)も、税制改革法案に医療保険制度改革法(オバマケア)見直しが盛り込まれたことなどを理由に、法案を支持するかどうか態度を表明していない。
上院共和党から3人以上の造反者が出れば法案を可決できなくなる。