仏ルノー、第1四半期は小幅増収 米関税は影響せず

4月24日、フランスの自動車メーカー、ルノーが発表した第1・四半期の連結売上高は小幅に増加した。写真は16日、ロンドンで開かれた展示会に展示された同社の電気自動車(2025年 ロイター/Maja Smiejkowska)
[パリ 24日 ロイター] - フランスの自動車メーカー、ルノーが24日発表した第1・四半期の連結売上高は小幅に増加した。
連結売上高は為替変動の影響を除いたベースで前年同期比0.6%増の116億8000万ユーロ(132億4000万ドル)。同社がまとめた市場予想の117億1000万ユーロをわずかに下回った。
連結販売台数は前年比2.9%増の56万4980台。昨年発売した新モデルが好調だった。
ダンカン・ミント最高財務責任者(CFO)は記者団に、米国で事業を展開していないため、米国の関税による直接的な影響はないと指摘。現時点ではサプライチェーンへの二次的な影響も出ていないと述べた。
ただ、現在の不透明な環境を踏まえ、追加のコスト削減策を講じると表明。一部の小規模なプロジェクトを延期するが、製品ラインナップへの影響はないという。
今年の営業利益率を7%以上とする目標は据え置いた。