午後3時のドルは142円前半でこう着、不透明感強く売買手控え

4月18日、午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの142円前半で取引されている。2022年撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Shinji Kitamura
[東京 18日 ロイター] -
午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの142円前半で取引されている。今後の対米関税交渉や日米財務相会談に向けて不透明感が強く、積極的な売買は見送られた。きょうはイースター(復活祭)前の聖金曜日で、多くの国が休場となることも、手控えムードにつながった。
この日のドルは142円前半でほぼ横ばいが続いた。きょうアジア時間はオーストラリアやニュージーランド、香港、インドなどが休場で、英米欧各国も休場となるため、東京も取引は低調となった。日中値幅は30銭にも満たなかった。
近く2度目の対米関税交渉や、通貨問題を含めて協議する日米財務相会談が行われる見通しであることも、不透明感の強さを警戒する形で、見送りムードの一因となった。
トランプ米大統領は17日、日本との会談は「非常に生産的だった」と評価したが、市場では「通貨交渉が何らかの形で通商交渉に含まれた場合、ドルは140円を割り込む円高が進むリスクがある」(バークレイズ証券為替債券調査部長の門田真一郎氏)と警戒する声が出ている。
加藤勝信財務相はこの日、21日から米国で開催される国際通貨基金(IMF) ・世銀総会に「出席する方向で最終調整している」ことを明らかにした。米国との2国間 会談も調整を進めているという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 142.33/142.38 1.1369/1.1372 161.84/161.87
午前9時現在 142.37/142.39 1.1372/1.1374 161.82/161.89
NY午後5時 142.41/142.45 1.1363/1.1366 161.84/161.87