再送-英投資会社フィデリティ・ジャパン・トラスト、業務見直しを開始
(記事中の会社名を明確にします。)
[17日 ロイター] - 日本株などを主な投資対象とするロンドン上場のフィデリティ・ジャパン・トラストは17日、グループの将来を検討するため業務の見直しを正式に開始したと明らかにした。
フィデリティ・ジャパン・トラストは今月、年次総会を5月に控え、AVIジャパン・オポチュニティー・トラストからの資産統合提案を拒否したと発表していた。
5月の株主総会には、投資会社として存続する案や、株主が現在の事業形態を望まない場合は戦略策定に関する時間的猶予を与える案などが提起されている。フィデリティ・ジャパン・トラストは、これらの提案に賛成票を投じることを引き続き望むとしたが、投資会社として継続する提案への反対票が過半数を占める可能性があると述べた。
業務見直しにあたり、「ロンドン上場の投資会社として日本株を運用した実績を証明できる者」を中心に提案を非公開で募集する。AVIジャパン・オポチュニティー・トラストにもこのプロセスへの参加を呼びかけるとした。
フィデリティ・ジャパン・トラストは、日本で事業展開するフィデリティ・インターナショナル・ジャパンやフィデリティ投信とは別の組織。