大半の自動車メーカー、現時点で工場移転計画せず＝メキシコ大統領

４月８日、メキシコのシェインバウム大統領は、同国内に工場を持つ自動車メーカー幹部の大半が、現時点で工場移転計画はないと話していると明らかにした。写真はメキシコから乗用車を乗せ入国したトラック。米カリフォルニア州サンディエゴで２日撮影（２０２５年　ロイター/Mike Blake）

[メキシコ市 ８日 ロイター] - メキシコのシェインバウム大統領は８日、同国内に工場を持つ自動車メーカー幹部の大半が、現時点で工場移転計画はないと話していると明らかにした。

定例記者会見で「いくつかの自動車会社の最高経営責任者（ＣＥＯ）やグローバルマネジャーの多くと個人的に話し、将来について考えを聞いた」とした上で、「彼らの大半は、現時点で何も変更する計画はないと話した」と述べた。

メキシコはトランプ米大統領が先週発表した相互関税の対象からは除外されたが、鉄鋼・アルミニウムや自動車のほか、米国・メキシコ・カナダ協定（ＵＳＭＣＡ）に準拠しない製品に対する２５％の関税の対象となっている。

シェインバウム氏は、エブラルド経済相が８日にワシントンでラトニック米商務長官と関税について協議すると明らかにした。