旧村上ファンド系、フジメディアHD株買い増し 4日連続で報告

4月8日、旧村上ファンド系の投資会社レノ(東京都渋谷区)が共同保有者との合計でフジ・メディア・ホールディングス株の保有比率を8.74%に引き上げたことが同日提出の変更報告書で分かった。写真は1月、都内の本社で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Shinichi Uchida
[東京 8日 ロイター] - 旧村上ファンド系の投資会社レノ(東京都渋谷区)が共同保有者との合計でフジ・メディア・ホールディングス株の保有比率を8.74%に引き上げたことが8日提出の変更報告書で分かった。報告書の提出は4日連続。前回報告では7.52%だった。実質的には「物言う株主」として知られる村上世彰氏の長女、野村絢氏が大半を保有する。
対象は4月1日までの取得分。3月31日には、元タレントの中居正広氏を巡るフジテレビに関する報道を受け、一連の経緯を調査していた同社とフジHDの第三者委員会の調査報告書が公表され記者会見も行われたが、その翌日も株式を買い増した格好だ。
保有目的は引き続き「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。