日経平均は小反発、買い一巡後は上値重い 米関税への警戒継続

4月1日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比6円92銭高の3万5624円48銭と、小幅に反発して取引を終えた。東京証券取引所で2024年12月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Hiroko Hamada
[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比6円92銭高の3万5624円48銭と、小幅に反発して取引を終えた。前日に1500円超下落した反動で自律反発狙いの買いが入り400円超高となる場面もあったが、買い一巡後は上値が重くなった。米国の相互関税の詳細公表を前に警戒感は続き、後場には様子見姿勢も強まった。
日経平均は前営業日比343円高でスタートした後、一時434円高の3万6052円54銭まで上昇した。前日の反動で買い戻しが優勢となった。勢いは続かず次第に上げ幅を縮小し、後場には79円安の3万5537円86銭まで下落する場面もあった。
米国の相互関税が日本時間3日午前4時に発表予定と報じられており、詳細を見極めたいとするムードも強まって終盤にかけては前営業日終値を挟んでもみ合った。
いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「きょうの時点では買い戻し以上の買いは入らず、上値は重い。消去法的に関税の影響が少ないとみられる内需株が買われているが、他は手掛けづらい」と指摘。「相互関税の詳細が明らかになり事前報道以上の悪材料が出なければ、株価が反発する可能性もあるのではないか」(及川氏)とみている。
朝方発表の3月日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス12と4期ぶりに悪化し2024年3月以来の低水準となった。市場では「事前の予想と大きく変わらず相場への影響は限られているようだ」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。
TOPIXは0.11%高の2661.73ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.11%高の1369.94ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆0669億2600万円だった。東証33業種では、医薬品、電気・ガス、鉱業など21業種が値上がり。非鉄金属、精密機器、銀行など12業種は値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.22%安の636.96ポイントと、4日続落した。
個別では指数寄与度の大きいアドバンテストが2%超安、フジクラが3%安。過年度決算の訂正を受けてオイシックス・ラ・大地は10%超安となった。主力のトヨタ自動車は小幅高だった。
前日公表の決算が好感され、エイチ・アイ・エスが14%超高。第三者委にが報告書を公表したフジ・メディア・ホールディングスは5%超高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり676銘柄(41%)に対し、値下がりが901銘柄(55%)、変わらずが60銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 35624.48 +6.92 35961.19 35,537.86─36,052.54
TOPIX 2661.73 +3.00 2689.77 2,655.61─2,697.33
プライム市場指数 1369.94 +1.54 1382.73 1,366.83─1,388.28
スタンダード市場指数 1266.96 -5.76 1279.04 1,266.96─1,280.36
グロース市場指数 820.96 -15.75 839.27 820.77─841.68
グロース250指数 636.96 -14.45 653.17 636.87─655.22
東証出来高(万株) 175492 東証売買代金(億円) 40669.26
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