米政府、7月にも債務不履行の恐れ シンクタンクが予測

米シンクタンクの超党派政策センター(BPC)は24日、議会が連邦債務上限を引き上げなければ、政府は7月中旬から10月上旬の間に債務不履行に陥る可能性があると警告した。写真はワシントンの米議会議事堂。1月撮影(2025年 ロイター/Fabrizio Bensch)
Richard Cowan
[ワシントン 24日 ロイター] - 米シンクタンクの超党派政策センター(BPC)は24日、議会が連邦債務上限を引き上げなければ、政府は7月中旬から10月上旬の間に債務不履行に陥る可能性があると警告した。
BPCの経済政策担当バイスプレジデント、シャイ・アカバス氏は声明で、「議員は債務上限問題への対応を遅らせる余裕はない」と指摘。財務省が一部の支払いができなくなる「Xデー」よりもかなり前に、債務上限に対処することを最優先事項とすべきだ」と訴えた。
BPCは可能性は低いとした上で、四半期ごとの予定納税期限である6月15日以前に税収が予想を下回った場合、6月上旬にXデーを迎える可能性があるとの見方を示した。
超党派の議会予算局(CBO)はXデーに関する独自予測を26日に発表すると報道官が明らかにした。