次期エアバス単通路機、オープンローター・エンジン搭載も=CEO

3月24日、欧州航空機大手エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO、写真)は、同社開催のイベントで、次期単通路機について「革新的というよりは進化的」なものになるとしながらも、エンジン大手CFMインターナショナルなどが研究している次世代エンジンであるオープンローター・エンジンを搭載する可能性があると明らかにした。写真はフランスのル・ブールジェで2019年6月撮影(2025 ロイター/Pascal Rossignol)
(本文第1段落の日付を「25日」から「24日」に訂正します)
Tim Hepher
[トゥールーズ(フランス) 24日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は24日、同社開催のイベントで、次期単通路機について「革新的というよりは進化的」なものになるとしながらも、エンジン大手CFMインターナショナルなどが研究している次世代エンジンであるオープンローター・エンジンを搭載する可能性があると明らかにした。
フォーリ氏は「次世代機には著しい前進があり、われわれは大きな違いを生む技術に注目している」と述べた。
エアバスとボーイングは現在、エンジン業界が飛躍的にエネルギー効率を高めた次世代エンジンを製造するのを待っている。米GEエアロスペースと仏サフランの合弁会社CFMが2035年までに20%の燃料削減を目標に開発しているオープンローター・エンジン「RISE」が検討対象の1つだ。
フォーリ氏は、2050年までに炭素排出量を正味ゼロにする航空業界の目標は達成可能だが、代替燃料の供給が不足している状況を考えると、もう少し時間がかかる可能性があるとの見方を示した。