ドイツ総合PMI、3月速報値は10カ月ぶり高水準 製造業改善

3月24日、S&Pグローバルがまとめた3月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.9となり、2月の50.4から上昇、昨年5月以来10カ月ぶりの高水準を記録した。独ドィスブルグの工場で2023年11月撮影(2025年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Maria Martinez
[ベルリン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.9となり、2月の50.4から上昇、昨年5月以来10カ月ぶりの高水準を記録した。製造業生産がほぼ2年ぶりに増加した。
ロイター調査のアナリスト予想は51.0だった。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「第1・四半期は、総合PMIが毎月、好不況の分かれ目である50を上回っており、好成長が見込まれる」と指摘した。
製造業PMIは依然として縮小局面にあるものの、需要の高まりを受け2月の46.5から48.3に改善、予想の47.0も上回った。
一方、サービスPMIは51.1から50.2に低下。予想の51.6に届かなかったが、拡大局面にどとまった。