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仏3月総合PMI速報値、47.0へ上昇 企業信頼感は5年ぶり低水準

2025年03月24日(月)18時17分

3月24日、S&Pグローバルがまとめた3月のフランスのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.0と、前月の45.1から上昇したが、7カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。仏ニースで2020年3月撮影(2025年 ロイター/Eric Gaillard)

Sudip Kar-Gupta

[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のフランスのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.0と、前月の45.1から上昇したが、7カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。企業の景況感は2020年4月以来の低水準に落ち込んだ。

サービス部門PMIは46.6と、2月の45.3から上昇した。ロイターがまとめたアナリスト予測の46.3も上回った。

製造業PMIも48.9と、2月の45.8から上昇し、市場予測の46.4を上回った。

S&Pグローバルは、仏企業が今後1年の事業活動が低下すると予想しており、景況感が約5年ぶりの低水準にあると指摘した。

ハンブルク商業銀行のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は「仏経済は勢いを取り戻すのに苦労している。3月のPMIは前月から改善したものの、依然として50を下回っている」と述べた。

「フランスは2月に2025年度の予算法を遅れて可決し、それによって信用格付けの引き下げを回避した。しかし今後の経済政策については、依然として不確実性が高い」との見方を示した。

ロイター
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