関税が持続的インフレにつながるかは未知数=米シカゴ連銀総裁

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は21日、トランプ政権の関税政策が持続的なインフレにつながるかは米連邦準備理事会(FRB)にとって未知数だとの見解を示した。中間財への課税や他国による報復など多くの要因が、FRBが対応を迫られるか否かに影響を与えるとした。(2025年 ロイター/Chris Wattie)
[ワシントン 21日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は21日、トランプ政権の関税政策が持続的なインフレにつながるかは米連邦準備理事会(FRB)にとって未知数だとの見解を示した。中間財への課税や他国による報復など多くの要因が、FRBが対応を迫られるか否かに影響を与えるとした。
同総裁はCNBCで「中間財に適用される場合、コスト増加がどの程度消費者に転嫁されるのか、経営者は消費者がどの程度負担できると考えているのか。これが根本的な問題だ」と述べた。その上で、トランプ政権の貿易政策がどのように展開されるかを「整理する」ためにさらに時間が必要だとした。