トランプ氏に近い米上院議員が訪中、何副首相と会談

トランプ米大統領に近いスティーブ・デインズ上院議員は22日、北京で中国の何立峰副首相と会談した。写真は会談の前に握手する両氏。代表撮影(2025年 ロイター)
Ryan Woo
[北京 22日 ロイター] - トランプ米大統領に近いスティーブ・デインズ上院議員は22日、北京で中国の何立峰副首相と会談した。トランプ氏がホワイトハウスに復帰して以来、米国の政治家が中国を訪問するのは初めて。
新華社によると、何氏は会談で、中国は米国と「率直な」対話を行うことに前向きだが、「相互への敬意」に基づかなければならないと強調。「中国と米国には広範な共通の利益と幅広い協力の余地がある」とした上で「両国はパートナーとなり、友人となり、相互の成功と共通の繁栄を達成し、両国と世界に利益をもたらすことができる」と述べた。
在中国米大使館によると、デインズ氏は、米国への合成麻薬フェンタニル流入を食い止めるよう求めるトランプ氏の要求を改めて伝えた。
米大使館はXに「デインズ氏はまた、近い将来に米中間でさらにハイレベルな協議が行われることを期待していると述べた」と投稿した。
デインズ氏は23日に李強首相と会談する予定。