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タイ自動車生産、1月は前年比-24% 18カ月連続減=業界団体

2025年02月25日(火)14時26分

タイ工業連盟(FTI)によると、1月の自動車生産は前年同月比24.63%減の10万7103台で、国内販売と輸出の低迷から大幅な落ち込みとなった。資料写真、BYDの電気自動車(EV)工場。2024年7月、タイのラヨーンで撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)

[バンコク 24日日 ロイター] - タイ工業連盟(FTI)によると、1月の自動車生産は前年同月比24.63%減の10万7103台で、国内販売と輸出の低迷から大幅な落ち込みとなった。18カ月連続の減少となり、12月の17.37%減からマイナス幅が拡大した。

タイは東南アジア最大の自動車生産国で、トヨタ自動車やホンダなど世界最大手メーカーの輸出拠点となっている。

FTI自動車産業部門の広報担当者は記者会見で「非常にショックを受けた。生産台数は本当に少ない」と述べた。

1月の国内販売台数は12.26%減の4万8092台。前月は家計債務増大による自動車ローンの引き締めが響き、20.94%減だった。

輸出は28.13%減の6万2321台。中国車との競争激化により2年9カ月ぶりの低水準となった。前月は15.46%減だった。

昨年の輸出先上位3位はオーストラリア、フィリピン、日本だった。

広報担当者は、FTIは政府の自動車ローン支援措置や米国の自動車関税政策を注視していくと述べた。トランプ米大統領は今月、自動車に対する課税を4月2日にも実施すると発言している。

ロイター
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