米イーライ・リリー、開発中の肥満症薬の在庫5.5億ドルを計上
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2月20日、米製薬大手イーライ・リリーは開発中の経口肥満症治療薬「オルフォルグリプロン」について、後期臨床試験のデータ発表前にもかかわらず、財務諸表に約5億5000万ドルの「発売前在庫」を計上した。写真は同社のロゴ。米カリフォルニア州サンディエゴで2020年9月撮影(2025 ロイター/Mike Blake)
Sriparna Roy
[20日 ロイター] - 米製薬大手イーライ・リリーは開発中の経口肥満症治療薬「オルフォルグリプロン」について、後期臨床試験のデータ発表前にもかかわらず、財務諸表に約5億5000万ドルの「発売前在庫」を計上した。規制当局に提出した19日付の書類で明らかになった。
発売予定が1年以上先の薬品でこれほどの規模で在庫を積むのは異例。大半の製薬会社は承認直前に医薬品の製造量を示すために、在庫を資産として財務諸表に記載する。
イーライ・リリー株を保有する投資会社バール・アンド・ゲイナーのケビン・ゲード最高執行責任者(COO)は「最近は特に新型コロナウイルスワクチン周辺で、今回と同様の発売前在庫の積み増しがあった。しかしオルフォルグリプロンの発売が26年とかなり先であることを考えると、この通常より早い在庫積み増しは規模が間違いなく標準よりはるかに大きい」と指摘。「将来の競争に備え、できるだけ早く製品を市場に投入して時間的優位性を築きたいというイーライ・リリーの思惑を反映している」とした。
デンマーク製薬大手ノボノルディスクとイーライ・リリーは現在、注射薬で肥満症治療市場を支配している。ノボノルディスクが錠剤版「アミクレチン」の開発を進めているほか、英同業アストラゼネカなども経口肥満症薬の開発に取り組んでいる。
イーライ・リリーはオルフォルグリプロンの後期臨床試験の結果を4月までに発表する予定。同社はまた今月の決算発表後の電話会議で、既に同薬の製造能力を構築中とも明らかにしている。
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