米国株式市場＝小幅続伸、Ｓ＆Ｐ最高値更新 ＦＯＭＣ議事要旨を精査

米国株式市場は主要３指数がいずれも小幅に続伸。２０２１年１月撮影（２０２５年　ロイター/Mike Segar）

Stephen Culp

［ニューヨーク　１９日　ロイター］ - 米国株式市場は主要３指数がいずれも小幅に続伸。Ｓ＆Ｐ総合５００種は２日連続して終値で最高値を更新した。投資家は１月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨を精査し、トランプ大統領が発表した新たな関税措置を消化した。

連邦準備理事会（ＦＲＢ）は１９日公表した１月２８─２９日のＦＯＭＣ議事要旨で、根強いインフレや、関税などトランプ氏の政策がＦＲＢのインフレ目標達成への取り組みに及ぼし得る影響について懸念を表明した。同会合では政策金利を据え置いた。

マーフィー・アンド・シルベストのシニア・ウェルス・アドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「（議事要旨では）今後経済が減速する可能性を巡る議論があった。おそらく、それが投資家に利下げの可能性があるという考えを与えている」と指摘。

「とはいえ、関税に関してより明確になるまで、（ＦＲＢは）行動したがらないだろう。その点からすると様子見だ」と語った。

トランプ氏は１８日、米国に輸入される自動車に２５％程度、半導体と医薬品に対しても同程度の関税を課す考えを示した。 

終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 44627.59 +71.25 +0.16 44478.12 44636.19 44312.65

前営業日終値 44556.34

ナスダック総合 20056.25 +14.99 +0.07 19994.50 20099.39 19928.89

前営業日終値 20041.26

Ｓ＆Ｐ総合５００種 6144.15 +14.57 +0.24 6117.76 6147.43 6111.15

前営業日終値 6129.58

ダウ輸送株２０種 16547.30 -257.14 -1.53

ダウ公共株１５種 1018.70 +5.32 +0.52

フィラデルフィア半導体 5309.69 +61.83 +1.18

ＶＩＸ指数 15.27 -0.08 -0.52

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1839.39 +0.61 +0.03

Ｓ＆Ｐ素材 565.89 -6.65 -1.16

Ｓ＆Ｐ工業 1173.75 +0.99 +0.08

Ｓ＆Ｐ主要消費財 906.65 +7.07 +0.79

Ｓ＆Ｐ金融 866.77 -0.29 -0.03

Ｓ＆Ｐ不動産 265.73 +0.43 +0.16

Ｓ＆Ｐエネルギー 695.91 +4.83 +0.70

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1703.36 +21.16 +1.26

Ｓ＆Ｐ通信サービス 366.99 +0.01 0.00

Ｓ＆Ｐ情報技術 4713.93 +6.92 +0.15

Ｓ＆Ｐ公益事業 406.63 +1.82 +0.45

ＮＹＳＥ出来高 10.77億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39005 - 165 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 38985 - 185 大阪比