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ユーロ圏12月鉱工業生産、前月比-1.1% 予想上回る落ち込み

2025年02月13日(木)20時00分

 12月のユーロ圏鉱工業生産指数は予想を上回るマイナスとなり、2年にわたる低迷が終息に程遠いことが示された。ドイツ・ムルフィンゲンで2022年7月撮影(2025年 ロイター/Frank Simon)

[フランクフルト 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が13日発表した12月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比1.1%低下した。市場予想(0.6%低下)を上回るマイナスとなり、鉱工業部門の2年にわたる低迷が終息に程遠いことが示された。

資本財が前月比2.6%、中間財は1.9%それぞれ低下したが、消費財の大幅増で一部相殺された。

国別ではドイツが2.9%、イタリアは3.1%低下した。

鉱工業生産指数は前年同月比では2.0%低下した。資本財が8.0%と大幅に落ち込んだ。

ユーロ圏の鉱工業部門は、鉄鋼とアルミニウムに対する米国の新たな関税によりさらに圧迫する公算が大きい。また一部のエコノミストは米国の対中関税により、中国製品が新たな市場を求めて欧州に流入することを懸念している。

ロイター
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