中国乗用車販売、1月は前年比12%減 約1年ぶり大幅減
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/biz/2025/02/11/2025-02-11T122853Z_1_LYNXMPEL1A0FA_RTROPTP_3_BYD-THAILAND.jpg)
中国乗用車協会(CPCA)が11日公表した1月の国内乗用車販売台数は181万台で前年比12%減少した。前年割れは昨年9月以来で、約1年ぶりの大幅な落ち込みとなった。タイの比亜迪(BYD)工場で2024年7月撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
[北京 11日 ロイター] - 中国乗用車協会(CPCA)が11日公表した1月の国内乗用車販売台数は181万台で前年比12%減少した。前年割れは昨年9月以来で、約1年ぶりの大幅な落ち込みとなった。
乗用車の販売は、春節(旧正月)の期間が年によって異なるため、1─2月は大きく変動する傾向がある。
アナリストは、自動車メーカーが2024年末に年間販売目標の達成を急いだことや、先月の延長発表前に政府補助金を利用しようとする動きが活発化したことから、今年の需要を一部先食いした可能性があると指摘した。
新エネルギー車(NEV)と言われる電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の販売は前年比10.5%増。総販売台数に占める割合は41.2%で、2カ月連続でガソリン車を超えることができなかった。
CPCAの崔東樹事務局長は「旧正月は農村部では伝統的に自動車購入のピークシーズンだ。需要は主に初めて購入する人によるもので、ガソリン車の割合が大きい」と述べた。
25年のNEV販売は総販売に占める割合は57%で、昨年の47%から拡大を見込む。
1月の自動車輸出台数は前年比3%増の38万台だった。