米重工業大手ハネウェル、上場3社に再編へ 物言う株主の圧力で
米重工業大手ハネウェルは6日、航空宇宙事業とオートメーション事業を分社化し、既に発表した先端素材事業の分社化に加えた3つの上場企業に再編することを明らかにした。写真は同社のロゴ。スイスのジュネーブで2017年5月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
Utkarsh Shetti
[6日 ロイター] - 米重工業大手ハネウェルは6日、航空宇宙事業とオートメーション事業を分社化し、既に発表した先端素材事業の分社化に加えた3つの上場企業に再編することを明らかにした。分社化は2026年後半に完了する見通しだ。物言う株主(アクティビスト)として知られ、ハネウェル株を50億ドル相当保有している筆頭株主のエリオット・マネジメントは事業ごとに分社化するように圧力をかけていた。
一方、この日発表した25年通期の調整後1株利益見通しは10.10―10.50ドルと、LSEGがまとめた市場予想平均の10.93ドルに届かなかった。売上高見通しの396億─406億ドルも、市場予想の412億2000万ドルを下回った。
ハネウェルは米国に残る数少ない複合企業となっている。近年ではスリーエム(3M)やゼネラル・エレクトリック(GE)、ユナイテッド・テクノロジーズといった複合企業が主要事業を再編している。
これまでハネウェルはビマル・カプール最高経営責任者(CEO)の下で、航空宇宙とオートメーション、エネルギー分野に経営資源を集中するため、それ以外の資産を縮小する取り組みを進めてきた。これに対し、エリオットは全面的な会社分割が必要だと主張していた。
ハネウェルの最大の収入源は航空宇宙事業で、ボーイングやエアバスなどを顧客に抱えている。24年の売上高のうち約40%を稼ぎ出した。
ハネウェル株を保有するガベッリ・ファンズのポートフォリオマネジャー、トニー・バンクロフト氏は、航空宇宙事業とオートメーション事業の企業価値がそれぞれ1040億ドル、940億ドルに上る可能性があると試算した。ただ、市場でそれらの価値が実現するにはしばらく時間がかかるかもしれないとの見方を示した。
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