マスク氏のX買収向け融資、銀行団が55億ドル分の債権売却=関係筋

2月5日、米実業家イーロン・マスク氏による2022年のX(旧ツイッター)買収の際に約130億ドルの融資を実施した銀行団が55億ドル分の債権を複数の機関投資家に売却したことが関係者の話で分かった。2023年7月、サンフランシスコで撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
Shankar Ramakrishnan
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏による2022年のX(旧ツイッター)買収の際に約130億ドルの融資を実施した銀行団が55億ドル分の債権を複数の機関投資家に売却したことが関係者の話で分かった。
買収額は総額440億ドルに及び、マスク氏は一部を銀行融資で賄った。銀行団は米モルガン・スタンレーが率い、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、英バークレイズ、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、仏BNBパリバ、ソシエテ・ジェネラルが参加している。
銀行団は先週、額面1ドル当たり0.90─0.95ドルでの売却を目指し、マーケティングを行ったが、0.97ドルで売却できたという。投資家には11%の利回りが支払われる。
0.97ドルでの売却は銀行に利益をもたらした可能性が高いという。
銀行は通常、このような債権を早期に投資家に売却するが、Xに関してはマスク氏による大規模な人員削減や業績悪化などから債務価値が低下し、売却できずにいた。
しかし、銀行の間では昨年11月の大統領選で勝利したトランプ氏とマスク氏の親密な関係を受け、Xの利用が増加するとの予想から、債権への需要が高まるとの期待があったという。