ニュース速報
ビジネス

英アーム、通期見通しを下方修正 株価下落

2025年02月06日(木)07時49分

ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスは5日、通期業績見通しのレンジを狭めて従来の上限を引き下げた。一方、今四半期の見通しは市場予想をやや上回った。写真はアームのレネ・ハース最高経営責任者(CEO)。3日、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Max A. Cherney

[サンフランシスコ 5日 ロイター] - ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングスは5日、通期業績見通しのレンジを狭めて従来の上限を引き下げた。一方、今四半期の見通しは市場予想をやや上回った。

株価は引け後の時間外取引で約6%下落した。

通期(2025年3月までの1年間)の売上高見通しは39億4000万─40億4000万ドル。従来見通しは38億─41億ドルだった。通期の調整後1株利益見通しのレンジも狭めた。

サミット・インサイツ・グループのアナリスト、キンガイ・チャン氏は、アームの人工知能(AI)サーバー向け半導体設計の採用や、ロイヤルティー収益の高いスマートフォン向けの「Armv9」設計の使用増加により、同社が通期見通しを引き上げると投資家は予想していたと指摘した。

アームのレネ・ハース最高経営責任者(CEO)は、通期ガイダンスのレンジ縮小について、年度末に近づいた結果だと説明。事前のガイダンスはしばらく変更されていなかったと述べた。

第4四半期(1─3月)の売上高見通しは11億8000万─12億8000万ドルで、中間値の12億3000万ドルはLSEGがまとめたアナリストの予想平均(12億2000万ドル)をわずかに上回った。

第3四半期(24年10─12月)の売上高は19%増の9億8300万ドル。アナリスト予想は9億4670万ドルだった。調整後1株利益は0.39ドル。アナリスト予想は0.34ドル。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

FRB、制約的な政策の緩和急がず 米政権の政策見極

ワールド

OPEC加盟国に結束要請、議長国イラン大統領 米強

ビジネス

米オープンAI、インドで1年間にユーザー数3倍に=

ビジネス

訂正-再びデフレに戻らないと言える状況にはない=加
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 7
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 8
    スーパーモデルのジゼル・ブンチェン「マタニティヌ…
  • 9
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中