米クアルコム、業績見通し予想超え ライセンス低迷で株価は下落
米半導体大手クアルコムは5日、第2・四半期(2025年1─3月)の売上高と利益見通しがアナリスト予想を上回った。2023年3月撮影のイメージ写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
By Stephen Nellis, Arsheeya Bajwa
[5日 ロイター] - 米半導体大手クアルコムが5日発表した第2・四半期(2025年1─3月)の売上高と利益見通しはアナリスト予想を上回った。人工知能(AI)機能によってクアルコム製半導体を搭載したスマートフォンなどのデバイス販売が拡大していることが背景。ただ、特許ライセンス事業収入が横ばいになるとの予測を受け、引け後の時間外取引で株価は下落した。
第2・四半期の売上高(中央値)は107億5000万ドル、調整後1株利益は2.80ドルと予想した。LSEGのまとめたアナリスト予想は売上高が103億4000万ドル、調整後1株利益が2.69ドル。
同四半期の半導体事業の売上高見通し(中央値)も92億ドルで、市場予想の89億ドルを上回った。一方、特許ライセンス事業収入は13億5000万ドルと予測。市場予想は14億3000万ドルだった。
クアルコム幹部はアナリストとの電話会見で、今年の特許ライセンス事業について、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)との契約が失効した後には成長を見込んでいないと述べた。
これらの発表を受け、株価は引け後に4.8%安。AIへの期待から年初来では14%上昇していた。
クアルコムは昨年、ファーウェイへのチップ販売を停止したが、同社とのライセンス契約は残り、アナリストは利益への貢献が1株当たり0.10─0.15ドルと見積もっていた。
クアルコムのライセンス担当責任者、アレックス・ロジャーズ氏は同事業の見通しに関する質問を受け、「ファーウェイとの話し合いはまだ続いているため、この数字にはファーウェイとの契約更新の可能性は含まれていない」と答えた。
サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は「今回の決算への期待はやや高かったが、それはクアルコムがプレミアムセグメントでの強力なポジションを活かしたスマートフォン市場でのシェア拡大などに向けてそこそこの展望を描いていたため正当化されると思う」と述べた。
<10─12月業績も予想上回る>
併せて発表した第1・四半期(24年12月29日まで)の売上高は116億7000万ドル、調整後1株利益は3.41ドルで、ともに市場予想の109億3000万ドル、2.96ドルを上回った。
半導体事業の売上高が100億8000万ドル、ライセンス収入が15億4000万ドルだった。アナリストはそれぞれ92億9000万ドル、15億4000万ドルと予想していた。
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